結論から言ってしまえば、車検を受けていないクルマでは公道を走れません。もし車検切れの状態で走れば犯罪になってしまいます。詳しく言えば「無車検車運行」という道路運送車両法違反に該当し、6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金です。さらに6点減点され、90日間の免停処分です。(点数累積があれば免許取り消し処分)

クルマがないと生活できない人にとって、この処分はきつすぎますね。死活問題です。したがって、車検は必ず受けておく必要があります。

でも車検代が払えない場合はどうすればいいのでしょうか?ここでは対処法をいくつかご紹介します。どうしてもすぐにお金を用意できない人はぜひ参考にしてみてください。

オススメしたい5つの対処法

「まったく、車検代ってどうしてあんなに高いんだ?」

車検にかかる費用は平均10万円と言われています。一般的な乗用車の場合、車検は2年に1回受けなければならず、クルマの維持費がかさむ一因となっています。

「毎月ガソリン代も保険代もかかるし、車検代まで払ってたらやってられない!」という気持ちは痛いほどわかるのですが、法律で決まっている以上無視するわけにはいきません。そこで車検代が払えない場合の対処法を5つご紹介します。

1. 車検代が貯まるまで待つ

一つ目は単純に、車検にかかる費用を貯めるという方法です。クルマが生活必需品となっている人には現実的でない選択肢ですが、週末ドライブを楽しむだけの方などは、車検代が貯まるまで数ヶ月我慢するという方法があります。

注意点は以下の通りです。

車検切れ期間はクルマに乗れない

当然、車検切れ期間中はそのクルマに乗れません。冒頭で説明した通り、道路運送車両法違反になります。

『どうせ見つからないから大丈夫だろう。』という独りよがりの考え方は捨ててください。飲酒運転にも言えることですが、クルマの運転に関する犯罪に共通して言えることは、『自分だけは大丈夫だろう。』という無責任な思い込みをしている点です。

保険が効かない

車検切れ期間中は公道でクルマに乗れないだけであり、実は所有地内などでは乗っても問題ありません。ただし、保険が効きません。もしも車検切れのクルマをぶつけてしまった場合、車両保険を使って修理することはできません。結論として、車検切れ期間中は一切運転しない方が無難です。

2. 分割払いの交渉をする

次に、分割払いで支払うという方法があります。10万円を一括で払うことは難しくても、10回払いに分割して毎月1万円ずつなら問題なく払えるという人も多いでしょう。分割払いは大きく分けて2通りの方法があります。

車検業者に交渉

車検を行える業者はカーディーラーであったり、整備工場、車検専門店、カー用品店(オートバックスなど)、ガソリンスタンド、中古車販売店など様々ですが、交渉次第で分割払いに対応してもらえる可能性があります。交渉相手との信頼関係が大きく影響してきますので、普段から交流のある業者であれば対応してくれる可能性は上がります。

ただし、業者が車検用のカーローンを紹介してくる場合もありますので、その際は金利に注意してください。紹介されたカーローンの金利によっては、あとで紹介する銀行カードローンや、消費者金融のキャッシングを利用した方がお得な場合が多々あります。

クレジットカードの分割払いで支払う

クレジットカードでの支払いに対応している業者であれば、クレジットカードの分割払いを利用しましょう。リボ払いという方法もあります。支払いを分割した分、少し金利が乗ってしまいますが数千円レベルです。

クレジットカードを持っていない人は楽天カードを作れば問題ありません。ブラックな履歴さえなければ簡単に作れます。限度額は100万円なので、車検であればほぼ間違いなくカード利用枠内でしょう。

3. お金を借りる

一番わかりやすくオススメの方法は、ズバリお金を借りることです。マイカーローンやキャッシングを利用することで、審査に通れば誰でもお金を借りることができてしまいます。

マイカーローンは車検にも使える

マイカーローンと聞くと、クルマを購入する際に利用するローンとお考えの方が多いと思いますが、購入時のみならずクルマに関することに使える目的別ローンであり、実は車検代として使うことも可能です。

車検をTOYOTAやHONDAといったディーラーに依頼する場合、彼らが提供しているマイカーローンを勧めてくると思います。その他にも金融機関(銀行)もマイカーローンを用意しているところが多いです。

しかしながら、マイカーローンは審査に時間がかかってしまうという難点があります。また審査が厳しい印象がありますので、今すぐに車検費用が必要という方には正直オススメはできません。

消費者金融で借りる

最も早くお金を借りる方法は消費者金融のWEB申し込みです。消費者金融各社での借入は非常にスピーディです。申し込んだその日のうちに借りれるサービスもあります。

消費者金融のキャッシングは金利が高いというイメージをお持ちの方も多いですが、例えばプロミスでは初回利用時は30日間無利息というサービスを行っており、給料日前で一時的にお金を借りたいといった場合は利息ゼロで車検代を用意することも可能になります。

他にもアコムモビットなど、多くの消費者金融が即日融資に対応しています。車検代が必要になっても、すぐにお金を用意することができます。

4. クルマを売る

最終手段としてはクルマを売ってしまうことです。クルマを所有していると、車検代、保険代、ガソリン代、駐車場の月極費用など様々な出費があります。

それならばいっそのこと愛車を手放し、必要なときはタクシーに乗るなり、レンタカーを借りるなり、カーシェアリングに登録するなりしてクルマを利用する方法も取れます。つまり、今では色々な選択肢を取ることができるということです。

一括査定を行えば高く売れるところが分かる

もしクルマを売ろうと決断したのなら、オススメはWEB一括査定です。一括査定を使えば複数業者に相見積もりを取ることができるため損をせずに済みます。登録後すぐに複数の買取業者から査定結果が届き、その中で最も高い見積もり提示をしてきた業者へ売ればいいのです。

これが近所の中古車店にのみ話を持って行くと、こうはうまく行きません。特にクルマに詳しくない人や交渉が苦手な人の場合は足元を見られ、通常よりも安い値段で買い叩かれてしまう可能性が高いです。

5. 車検の依頼先を変更する

車検代は大きく分けて「車検費用」と「整備費用」の2つです。車検費用を細かく分類すると、以下のような内訳になります。

  • 検査手数料 … 2,000円以下
  • 自動車重量税 … 車種による
  • 自賠責保険料 … 2年間で3万円弱

上記3項目の合算を法定費用と呼び、車種による違いはありますが3万円~7万円程度が相場です。ここに追加で整備業者の手数料がかかります。

  • 整備・点検の費用
  • 部品交換代
  • 車検の申請代行手数料

知り合いの整備工場などに頼めば、これら整備手数料が安く済ませられますが、ディーラーに頼むと信頼性が高い分、お値段も高くなります。

車検代が払えなくてお困りの場合は、依頼先を変更することもかなり有効な手段と言えますね。